宗教とは個人の自由の証

     Photo by sonegoro
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 信仰する、という事はその字の通り「信じる」という事がまず大前提になります。ダライ・ラマがカナダで行われた世界宗教者会議で

「この世界は神が創ったもの・・というような事は今や在り得ない自明の理なのです」と述べた様に、神の存在は地球上のあらゆる所に存在する数多の宗教を信じる人には存在し、信仰しない人には全く存在しないものだ、という事をまず共通の認識として捉えては如何でしょうか。相手に信仰を強要する事や、信仰の名のもとに他の宗教を攻撃することは決して許されない事でしょう。

 神の存在は客観的な科学的認識の上に存在するものでなく、ただ人間の脳の知覚認識機能の中だけに漠然と存在するだけのものだ、という事を冷静に見つめなければならないと思います。生存にたいするいわれのない恐怖・愛する人を失った悲しみ・誰も逃れる事の出来ない死・この世に数多ある悲惨な事象・・これらの人知を超えた事柄から自らを納得させんが為に自然発生的に生まれたものが神であり宗教だと言えます。それは宇宙の永遠の哲理ではなく、人類の脳の中だけで生まれ出たミラージュであり、古代のシャーマニズムが整理統合され、思い思いの形で編纂されていったものに過ぎないのではないかと私は考えています。

    自分の信じる宗教だけを唯一無二のものと思い込み、他の宗教を排除して行こうとする権利は誰にもありません。その信じる宗教の継承者と自称する指導者達の命によって、自らの無二の肉体を生贄とし、無垢な子供たちを自爆テロに赴かせるなど論外の恥ずべき行為です。又、ムスリムだユダヤだというだけで今迄どれほど多くの命が蹂躙されて来たことでしょうか。我々人類は本当に愚かで嘆かわしいどうしようもない悲劇を、自らの手で作り出してきたのです。ただミラージュに過ぎない神と、その継承者を自称する者達によって、自在に操られるようになってしまったのです。宗教とは、本来自由で美しく、誰であろうと関係なく、心に平安を齎し、至福の世界へと飛翔させてくれるものだった筈ではないでしょうか。    曽根悟朗


新時代の幕開け

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虎穴に入らずんば、虎子を得ず」と後漢書にある。相手の懐に飛び込んで、自ずから活路を見出し、互いの融和を招く。この事をもたらすには、優れた知能と未来への戦略と共に、最も必要なのが腰の据(す)わった勇者である。残念ながら今の日本の政治家の中には、これに値する者は誰もいない。寄り集まって仲間と騒ぎ立て、遠吠えするだけの輩(やから)。安倍・石破・高村の愚者集団に吸引され、与野党のすべてが同じ土俵の中で騒ぎたてるだけ。見苦しさはこの上ない。まるで子供のケンカと同じていたらく。誰が中国や韓国、北朝鮮へ直接乗り込んで虎子を得ようとしただろうか?中国の指導者達も南北朝鮮の人々も後漢書の言葉は熟知している筈。中国共産党とは真の人間の心に根ざしたものではなく、まして北朝鮮の独裁は許されるものではない。国を支配するものが誰であれ、どんなイデオロギーであれ、そこに住む人々はすべて同じ価値観を持った市民。日本人を含め、極東の国々は、本来は論語や儒教を心の支えとして社会的理念を育んできた国でもある。集団的自衛権は彼らの心をより頑(かたく)なにさせるだけ。私の父や叔父達は靖国で眠っているが、安倍のような輩(やから)に決して来ては欲しくはないだろう。大戦で亡くなった人たちが最も望んでいることは、「仲良くする事、それが我々の失われた命への最大の献花だ」と。

  6/13/2014  曽根悟朗

 

最近は安倍も石破も、はたまた高村副総裁まで、「何とか公明党に理解してもらいたい」とばかり、必死の形相である。公明党さえ理解をすれば後はこっちもの、国民等どうでもいい、といったていたらく。馬鹿につけるクスリはないというが、まさにそのとおりの有様だ。国民への配慮などは微塵もない。忘れちゃあ困るよ安倍のダンナ、石破の岡持ち、高村の太鼓持ち。集団的自衛権を最終的に判断するのは国民だよ。君たちの勝手はもう許さない。選ばれた政治家に何でも決定する権利があるというのはもっての外。火事場の空き巣狙いじゃあるまいし。YESかNOかは国民投票で決めさせてもらいますよ、安倍のダンナ。“首を洗っておとといきやがれ”とは江戸っ子の心意気。“覚悟あそばせ”と冷笑を浴びせるのは神楽坂の大姐御。!!    

   06/01/2014 曽根悟朗 
 
 石破の「集団的自衛権は抑止力」という愚劣な政治感覚に踊らされる日本。ロシア・中国・イラン、それに付随した北朝鮮、シリア等の結束を硬化させ、世界の緊張は更に高まるだけです。軍事行動を憲法において否定されている日本だけが、上海宣言参加国と欧米各国を、対話と協調への場へと導くことが出来る唯一の国なのです。拒否権がある故に国際協調への行動能力を失っている国連。憲法9条による軍事行動の全否定と、集団的自衛権を持たない日本だけが、この役割を果たすことが出来ます。安倍、石破の知能の低さと想像力の欠如が今日本を誤った道へと導こうとしています。ウクライナやシリアに於ける解決不能と思われる諸問題に対し、対話の道を構築し、新たな世界秩序へと門戸を開き得るのも、公平な理念に基づいた仲裁裁定を積極的に行う事が出来るのも、現状では日本だけなのです。「目を覚ませ・地を這うことしか知らない政治家諸君!!      05/25/2014  曽根悟朗